股関節について

























●人体最大の関節

股関節は骨盤帯とセットで働きます。

骨盤帯とは「腸骨、仙骨、恥骨、坐骨」

こられをセットで「骨盤帯」と呼びます。

これらの骨は、青年期まで、バラバラの状態で、

18歳くらいにかけて融合して

「骨盤」を形成します。

少年期の「高強度ウエイトトレーニング」が

不可なのもこのような理由からです。

●股関節の重要な筋群

大殿筋「腸骨&仙骨から大腿骨に付く」階段を登る主働筋

中小殿筋「腸骨から大腿骨に付く」骨盤帯の水平を保つ

内転筋群「恥骨や坐骨から大腿骨に付く」股関節の脱臼を防ぐ

大腰筋(腸腰筋)「腰椎から大腿骨に付く」足を90度以上に引き上げる

腸骨筋(腸腰筋)「腸骨内側から大腿骨に付く」足を振り出す

ハムストリングス筋「坐骨から脛骨&腓骨に付く」

大腿直筋「腸骨から膝蓋骨に付く」

梨状筋や外旋筋群「仙骨尾骨から大腿骨に付く」

他にも、薄筋、大腿筋膜張筋、など、実に多くの筋肉が「股関節」を支えています。

こららの筋肉が、正常に働いていないと「骨盤帯の歪み」や、様々なトラブルを招きます。


   中小殿筋        大殿筋      大腰筋と腸骨筋

●筋力の目安

アブ&アダクターマシン(インナーサイ&アウターサイマシン)

股関節内外転のトレーニングマシンでは、

性別年齢関係なく「自体重に対してどのくらいの筋力があるか」が、大変重要です。

10回できる重量を目安に考えてみましょう。

体重の 50%以下(低体力者の場合)体重50kgなら「25kg」で10回、要注意レベル。要筋トレ。

体重の 75%以下(中体力者の場合)体重50kgなら「37.5kg」もう少し頑張りましょう。

体重の100%以上(アスリートレベル)優良レベル。

●股関節のトラブル

臼蓋形成不全(幼児期から発症)

変形性股関節症

骨壊死






新刊「腰部脊柱管狭窄症」に、自宅でもできる股関節のエクササイズを多数紹介しています。

股関節周囲筋群の強化によって骨盤帯テーブルの水平性を保つことが有効です。