安藤邦彦先生との共著でDVD付
体幹&股関節の
ストレッチ&エクササイズを網羅!
本書では、
腰部脊柱管狭窄症をはじめ、
様々な腰痛の特徴や
自分でできる腰痛体操から、
治療法や手術まで
整形外科医師と運動指導トレーナー
による実践ノウハウ教科書です。
「医師の診断を受けたが腰のまわりの痛みの原因が分からない」と
お悩みの方、筋肉の柔軟性や筋力など「筋バランス」が根本原因の場合、
X線やMRI 画像診断でも原因と対策を特定するのは難しいのです。
そこで筋バランスとアライメント(側弯や反り腰など)の詳細チェックが
必要になります。また「マッサージや整体は欠かせないが長続きしない」
受動的なアプローチは筋肉の緊張や痛みを軽減できても、柔軟性や筋力は、
日々自分で取り組まないと効果は持続できません。
「ブロック注射を打っても痛みがでる」この場合、注射自体が適切に
ブロックされているか? 痛みの原因が神経ブロックによって改善さ
れないか? などが考えられます。
「脊柱管狭窄の手術を勧められている」腰痛の根本原因が、筋バラン
スや足の長さの違いにあるような場合、腰椎患部の治療を行っても、
再発の可能性があります。
関連トピック
腰痛の現実「主訴と患部が違う」
腰の定義は人様々です。痛みの場所も皆さん同じではありません。腰痛では、主訴(痛みの場所や状態)と患部(実際の整形外科的な疾患部位)は、異なる場合が多くこれが、腰痛の本質と実際の症状のギャップとなって悩みの原因です。痛みの場所や原因を大別すると…腰椎や仙骨、仙腸関節など、骨格の痛み腰椎のヘルニアなどで脊柱神経の圧迫によって起きる、痛みや痺れと、そもそも腰痛を招いた根本原因の、筋バランスの不具合による痛み、疼痛、痺れあなたの痛みの場所はどこですか?いつ、どんな時に痛みを感じますか?朝寝て起きた時に感じますか?夕方から夜に感じますか?
殿筋群の痛みや痺れ、疼痛腰痛で整形外科を受診する場合の、90%は、骨盤周囲の殿筋群の痛みや痺れ、疼痛などです。
ヘルニアはX線検査だけでは、判らない
腰痛の検査や診断は、医療機関(整形外科)でなければなりません。民間療法では保険が使えても診断してはいけないのです。また「腰椎椎間板ヘルニア」は、レントゲン検査で骨の異常がわかりますが、軟部組織の状態は判らないのでMRI画像診断など椎間板の状態が判る画像診断でなければ確定診断はできません。腰痛の方は、必ずMRI画像診断を受けて下さい。
脊髄神経の圧迫が最大問題
腰痛で重大なことは「椎間板ヘルニア」や変形した腰椎が「脊髄神経」を圧迫しているか(脊柱管狭窄)どうかです。麻痺や痛みが出ていない場合もあり、脊髄神経の圧迫が下半身の麻痺を招く事が重大問題なのです。
※腰椎椎間板ヘルニアには、軽度から要手術まで、グレードが1~4段階まであり、グレード3まで突出し脊髄神経を圧迫すると手術の適応を検討する段階になります。
骨盤傾斜と筋バランス
腰痛最大の原因は、骨盤の傾きや捻れと、腰椎や脊柱を前後左右から支える「脊柱起立筋群と大腰筋」の働き具合にあります。偏った姿勢や、日常生活の癖、スポーツの偏った動作などが、左右の筋バランスを崩すから脊柱が歪む(側弯)、また骨盤も傾くと、腰椎に負担がかかる。これが腰痛になってしまう「根本メカニズム」です。ですからこの「 骨盤傾斜と筋バランス」を改善できなければ、手術をしてもまたいわゆる腰痛になる可能性があるのです。
腰痛になる三大筋
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1.背筋が硬い
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2.腸腰筋が硬い
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3.大腿直筋が硬い
筋が硬くなっているか、腰痛ストレッチテストをしてみましょう。
なぜ腰痛になるのか?
腰痛になる原因は、人それぞれです。こちらでは、タイプ別に腰痛になる原因について、詳しく解説していきます。
パソコンや重い鞄をいつも同じ側で持っていると、非常に腰痛になりやすくなります。荷物と反対側の背筋の緊張が高まり腰痛の原因となります。椅子に長時間座っている時、背中が傾いていたり捻れていると、痛みが出やすくなります。また大殿筋が硬く萎縮していても腰背部には痛みを感じやすくなります。左右背筋の強化と、片側に負担をかけないよう気をつけることが必要です。
出産から子育てまで、主婦の腰背部には多大なストレスがかかります。さらに家事も腰痛を助長させるものばかりです。掃除機を掛ける時にも、背筋から腰には大きな捻れストレスがかかります。料理も同様に重い鍋や高い所から下ろしたり持ち上げたりは腰に負担がががります。体重や日常生活の負担に応じた、背筋の筋力強化が必要です。
圧迫骨折は、腰などの脊柱が、骨粗鬆症など骨密度が低下することによって、つまづいた拍子や転倒した時、脊柱が圧迫を受け骨折し、激痛が走ります。圧迫骨折で脊柱が変形すると、側弯となり改善が困難になります。しかしストレッチや筋強化で痛みや違和感を軽減することができます。介護が必要な方でも、筋力があれば日常生活は非常に楽になります。また、転倒予防には、筋強化訓練によって、脚を上げやすく、片脚でのバランスが保てるほど、転倒のリスクを減らすことができます。
年齢が若いほどエクササイズによって筋バランスは改善しやすく、子供の頃に適切なエクササイズを行うことで、怪我をしにくく体育やスポーツへの順応性も高まります。偏ったスポーツ動作には注意が必要です!野球の「右投げ右打ち」や、ゴルフ、テニスなど、一方向に偏った動作は、非常に怪我や疲労性の故障をしやすくなります。これはスポーツに隠されたデメリットなのです。子供のオーバーワークには細心の注意を!
熱心にスポーツに打ち込む姿はいいものですが、筋肉や関節の疲労回復には個人差があります。オーバーユース(疲れ過ぎ)の徴候や故障を見逃さないようにしましょう。以外と多いのに知らない「若年性腰椎分離症」、中高学生頃に、ひどい腰痛になったことはありませんか?この若年期にスポーツなどによって腰背部に激しい痛みがしばらく続くような状態で、腰椎の棘突起が骨折した状態をいいます。X線検査で診断可能ですので、油断せず整形外科医を受診してください。将来、腰椎すべり症や腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄など重篤な腰痛になってしまう可能性が非常に高いのです。
多くの腰痛はオーバーユース(疲れ過ぎ)から始まります。フィジカルのコンディションが好調で、ハードに追い込んでトレーニングが出来ている時ほど、要注意です。我々の身体は、きつく追い込むほど、強く反応の良い側の筋を優先的に使うことで先に向上し、弱い側との格差が広がって、筋バランスが悪化してしまうのです。このような状態は多くのスポーツで生じます。アスリートの腰痛では、特に背筋の左右差は重要な鍵となります。左右差が気付かぬうちに大きくなることで腰痛が悪化しやすくなります。背筋の左右差の調整が原点、基本の基本です。
「腰痛、膝痛、肩痛」の根本原因
痛みには、骨格の特徴と筋バランスが100%影響しています。筋バランスを改善しなければ、根本原因は改善されません。「トータル・バランス・コンディショニング理論」最大の特徴は、徹底したチェックで、痛みの根本原因を探し出しバランスボールやストレッチなどで徹底した改善を図ることです。
腰痛を引き起こす、最大の原因は・・・
背筋の左右の筋力差や、柔軟性のバランスの悪さ、反り腰
腰背部のストレッチ 片側背筋の強化 体側のストレッチ 腸腰筋のストレッチ
080-6559-6690