Concept







 人体は精密機械です。身体の動きは、運動器である「筋」が緻密に作用して動きを作ります。しかし、筋という「部品」が壊れたり不調になっても、簡単に交換することはできません。手術でも治りません。自らの意志で「伸ばし縮め、動かして」治すしかありません。


トータルバランスコンディショニングとは?

医師とトレーナーが共同開発「姿勢・柔軟性・筋力」これらを総合的にチェックして、疾患や痛み、動きにくさの「原因筋」をピックアップ、直し方を、お伝えします。


医療とフィットネスを橋渡しし、病院や治療院ではなく、自分で普段からセルフメンテナンスで直していく、全身的な筋力や柔軟性の左右差、筋力の体重比の調和などを、整えましょう。


トータル・バランス・コンディショニング理論は、競輪選手、自転車ロードレース、陸上競技長短距離・駅伝ランナー、サッカーJリーガー、ゴルフ、スキーなど、コンマ何秒を競うトップアスリートに支持・実践されています。これを自動車メーカーの研究開発に例えると、競輪やスキーの大回転は「F1」箱根駅伝やツールドフランスは、耐久レースの「ル・マン」であると考えています。スポーツの極限状態でも、故障なく動く身体の「筋バランス」を追求することで得られる貴重なノウハウは、一般の方々から高齢者の方迄、より効果的なコンディショニング方法としてフィードバックします。


人間は、地球の重力に抵抗して、立ち上がり、歩き進化を遂げてきました。人体の多くを占める「筋」は「運動器」であり、呼吸をし、骨格を支え、身体を動かし、食事も、移動も、仕事の全ての身体活動を担っていて、食事の栄養は、これら筋と、筋を動かす脳を養っています。


これほど、重要な筋には「柔軟性と筋力」という二つの大きな性能があります。そしてこの筋の柔軟性と筋力のバランスが、アライメント(骨の配列)を作り出しているのです。ですから、背骨や骨盤などの骨の配列が歪んだり乱れるのは、筋バランスが原因なのです。

筋の柔軟性と筋力のバランスが崩れ、アライメントが崩れると、痛みや不調を来します。


 腹筋と背筋、左右の背筋のバランスが悪く「反り腰」になると腰痛になります。

 太ももの前(大腿四頭筋)が硬いと、腰痛や膝が痛くなります。

 脇の下のインナーマッスルが硬いと肩が痛くなります。


しかし、筋が「柔らかく、強く」なれば痛みは、必ず良くなります。

ではなぜ、筋のバランスは崩れるのでしょうか?


❶偏った姿勢での日常生活やスポーツ

❷成長期の偏ったスポーツや運動、姿勢、癖

❸成人期での体重と身体活動、筋の連動性

❹遺伝的な特徴


大きくこれら3つが影響していますが、特に❷の時期の影響は大きく、その後の骨格的な問題を決定づけてしまう場合があります。

しかし、筋の柔軟性と筋力は、日々の努力で改善することができます。受け身の、民間療法だけでは、柔軟性と筋力は向上できません。ですから自ら身体を動かすことが最も重要でなのです。では、どこをどう動かせばいいのか? わからない方々のお手伝いをするのが『トータル・バランス・コンディショニング理論』なのです。